パンズラビリンス
ずっっっと前から勧められてたんだけど昨日やっと見た、Netflixです
なんの流れでこれを推されたのかあんま覚えてないけど、ミス・ペレグリンのホローのデザインがクソ怖いって話の流れだったかもしれない
パシフィックリム見てない側の人間だけど、シェイプオブウォーターが楽しみすぎて気が狂いそうだった
スペイン語の映画って初めてみた気がする、そう言えばギレルモデルトロ監督はメキシコ人なんだっけ?とか考えてた
パンズラビリンス、あの黄金色のポスターは詐欺ってのは知ってたけど、オフェリアの冒険はその黄金色の国で展開していくものだと思ってたから画面がずっと暗くて意外だった
現実の世界での出来事が彼女のファンタジーにこれほど関わってる話なのも意外だった、監督の特色だったりするのかな、シェイプオブウォーターも戦争後の研究施設が舞台だしこんな感じなのかな、とか催促もしてみた
身寄りのない親子と優しくない継父、幼い女の子が大人の知らないところで冒険をして大人になる、そういうテーマは古典としてあるけど、スペイン内戦の前線で広げられていて、それが話のメインですらあるから、真新しい形のファンタジーだけではない忘れがたい、ひねりのある作品になってると思う
第二次性徴前の女の子が主人公のこういう話に必ず(?)ある、破瓜のメタファーとか初潮のメタファーとかは見つけられなかったんだけど、監督がロリコンじゃなかったからマジでなかったのか、見落としただけなのか
それにしても、オフェリアが死ぬとは思わなかったというか、普通に試練を乗り越えて彼女の帰るべき地下の王国に帰るもんだと思ってたんだけど、最後の最後で全てオフェリアの幻想だったんだ…って気づいてめちゃくちゃしんどくなった
撃たれたオフェリアの血が下に垂れてから父上の声がするシーン、完全にマッチ売りの少女じゃん?大尉がパンを見えなかったシーンまではは「子どもじゃないから」だと思ってたけど、死にかけたオフェリアが王国に迎えられて、美しい母と優しい父が待ってて、自分がつまみ食いしたせいで死んだはずの妖精が生き返ってて、弟を渡さずに自分が犠牲になったことこそが正しい選択だったんだよって褒められた時に
あ、それ全部妄想だったんだ…マジ…?ってなった
メルセデスとかの大人側からしたらオフェリアは内戦と大尉の勇敢な犠牲者に過ぎないけど、彼女にとっては本当に自分は試練を乗り越えて幸せの王国に行けたってことだから、これは報われない話ではないんだよね…
メリバのお手本じゃん…しんどいよ…
オタクみんなパンズラビリンス好きなのはよくわかった、こんなにもしんどいとは誰も教えてくれなかったのはなぜ…?
おもしろかったね…ギレルモ監督頭いいね…
シェイプオブウォーターにめちゃくちゃそわそわしてるけど公開3月なんだよな…それまでにもっとギレルモデルトロ履修しとくわ