映画について

見た映画の感想を雑に書き綴ります。ネタバレに対する配慮しない。見てねってより自分向け見た人向け やる気がないのでお休みしてます

三人の夫

東京国際映画祭コンペティション部門です

https://2018.tiff-jp.net/ja/lineup/film/31CMP14

 

 

香港人監督の作品で第一言語が広東語だったので、字幕が3ヶ国語ついてた

一言で言っちゃうと、性欲が半端ない知的障害者の女がめちゃくちゃセックスする話、だけどおもしろかったです

 

うなぎにコンドーム被せて突っ込むの、よかったですけど、

全体的にシリアスなのかギャグなのか、ていうバランスが悪かった気がする、「え、そこで笑わせるの?」ってなった

もしかしたら、監督の意図じゃなくて会場にいた人間が勝手に笑ってただけかもしれないけど

 

 

 

ただ、見方?を変えると感じ方っていうか評価?が真逆になるから、どうしたらいいんだろう…苦しくなってる

 

主人公の小妹は船の上で売春してて、本人もとんでもない性欲を持て余してるからwin-winの関係に見える。

でも「性欲が強くて頭の悪い女」という表象はどうなんだろうって思っちゃった

本人の意志で欲望を満たしながら生活しているけど、実際小妹のセリフは少ないし果たして本当のところ、なにを考えてるのかわからないんだよね

 

 

そこから逆に、フェミニズム的に見ると、男たちからの視点では理解できない女、男たちでは性的に満足させることのできない女、という神聖なイメージにも思える

映画の中ではメガネが、小妹を伝説の人魚だと思うし

でも、この監督のことはよく知らないけど、絶対的外れな深読みな気がしますね(悪口)

 

 結局障害者の娘に子供まで産ませた父親が普通な顔してるし、やっぱり女という生き物に対するリスペクトを感じられない

 

 

作中での小妹の体、本当に完璧だった

日なんか浴びたことがないみたいに真っ白で、掴めば指が沈むムチムチで最高だった

淫靡と無垢さが両立するキャラクターの体にふさわしいといううか、監督趣味いいじゃん…

でも演出が全体的にこう、もっと若い人が作ってるならまだしも、その年なら恥ずかしいよ…って思っちゃった

 

 

映画祭のHPによれば18kg増量したらしい

上映後に舞台挨拶で壇上に上がった女優さんはめちゃくちゃ痩せてたからびっくり

 

女優による監督との肉体関係匂わせが気持ち悪かったですけど

最初で最後のキス

こんなん戸惑うだろうよ…

ウォールフラワー系ね、と思って見に行ったんですけど、途中まではわりとウォールフラワーだったんですけど、さすがにびっくりしたよね

 

なんていうか、急展開すぎて今までのはなんだったの…?みたいな

わたしには伏線がうまく見えなかったせいかもしれないんですけど、美しい世界だと思って?そうだと期待して?見てたから、あのうさぎを初めて殺せたシーンも、明るい兆候だと思ってましたからね…

 

なんも信じられん!!!ってなったから、邦題の『最初で最後のキス』にもキレてしまう、確かにそうですけど?!??!??確かに最初で最後のキスですけど?!?!????!?そんなポップで爽やか軽やかな話じゃなかったね?!??!??

ポスターのコピーの「不器用な僕らが誰よりも輝いていた日々」も死ぬほどムカつくじゃん?!?!??!?不器用にもほどがあるよな?!??!??不器用だからって殺すなよ……… 

「イタリアでスマッシュヒット!」って本当かよ…イタリア人はこの話のなにをそんなに気に入ったんだよ…ビターだけどスウィートじゃねえし青春映画って言葉もなんか、違くないですか…?なんなんですか…?この映画を飛行機で見てから映画配給会社立ち上げたおじさんも、この話のなにに惹かれたんですか…?

こんな内容で高校生3人グループに割引するキャンペーンやってたのサイコパスすぎない…?

 

って感じだったよ、映画館出たあたりで

日本のこの宣伝がポップな感じすぎるせいで原題のun bacioにもハ?ってなってしまうけど、もしかしたら元々はもっとシリアスな感じで、あのキスが全ての元凶…!みたいなサスペンス仕立てだったりする…?だとしたら前半のウォールフラワー風味はなんだったんだよ…

 

 

 

なんて言いますか、2018年にもなって、ゲイってだけで誰かが殺される映画を見ることになるとは思わなかった、が原因にあるんですよね

2018年にもなって、LGBTQが映画の中でこんなにも歓迎されない要素になるの?って

現実は今でもクソかもしれないけど、それでも僕らは夢を見るのをやめないって感じだから

 

でもこの話、実際に起きたヘイトクライムがもとにあるんでしょ…?って知ると、見たいものだけを見ていたって気持ちになるんだよ

ハリウッドでどれだけ多様性が、寛容が、って叫ばれたって、世界のいろんな地獄に取り残された人たちがいて、それで死んだりしてるんだよなって

 

 

でもでもでも、そうすると余計この映画よくわかんないってなるんだよね

犯人の過去に寄り添って掘り下げるのはよくあることだから別にいいけど、それにしてもアントーニオの描き方おかしくない…?油断して見てたせいかもしれないけど、本当にアントーニオがそんなクソやばいことやらかすって思えなかった

彼もマジョリティからはみ出た存在で、学校のいじめとマスキュリニティの被害者なのはわかる。でも、外的要因で殺人を犯してしまった人たちも、実はありふれた普通の子どもだったりするんだよって言いたくてってことなら、それはもう、うるせえよって話じゃん、雑に言ってしまうと「ノンケはクソって話をなに美化しようとしてんだよ」です

運動部に入ってるっていうわかりやすい男性性のアイコンを纏ったアントーニオは、行きすぎた男らしさの追求、強要はこんなことをさせてしまうよっていう教材ではあるけど、それにしても描き方がぎこちなさすぎる

ローレンツォが自殺したゲイの子どもが載ってるサイトを見せながら「ぼくは死なない、夢があるから」って言ったのも、物語をあまりにも物悲しく脚色するための虚構にしか思えなくなってくるし

そうするとブルーの抱えてた問題はなんのために…?

 

 

言いたいことまとまらなくなって来たし、ボロクソしか言ってないから今から褒めます

 

ダサいって意見多い気がするけど音楽はよかった、やっぱBorn This Way国歌にしない?あとMika好きだからうれしかった

ローレンツォめっっっちゃかわいいね、オシャレさんだし髪型素敵よね、明るいゲイってイメージそのまますぎるのが気になったけど、思春期だしな(?)

ローレンツォの妄想シーンが実はかなり好きで、あの独特なアニメーションの演出もおもしろかった、後半は忘れ去られてたのが残念、もしかしたら状況が変わったことを示すためかもしれないけど

ブルーはかなり最高の女だったけど、3人ですげえ調子乗ってたあたりは痛ましかったよ、それも思春期だしなってことでいいんですけど、マジであの彼氏なに?なんで付き合ってんの?なんであの後も付き合ってんの?なんでかわいい女はいつもクソみたいな男と付き合うの?てかなんであの男は犯罪の証拠を本人で嬉しそうに見せたの?1ミリもやばいことかもって考えてないってこと?サイコパスやんけ…

アントーニオのお兄ちゃんのシーン考えた奴は天才、最初意味わからんかったけど、心の中のお兄さんと口論するとかおまえそんなオタクが好きなやつ…でも、これも個人的にミスリードになっちゃったんだよな、お兄さんはアントーニオの中にしかいないから、ようはアントーニオの気持ちそのままってことじゃん、ローレンツォのこと快く思ってなかったくだりと、キスした後の、その気があったんだろみたいなやつとうまく繋がらなくて、仲直りしたんだからこれからいいことが起きるんだって思っちゃった

てかアントーニオのこの役者の顔、フェリシティジョーンズとそっくりすぎない?イタリア人だったっけ?息子か?とかマジで一瞬考えたわ

 

 

 

明るくて最高〜な話を見に行くつもりだったからめっちゃ傷ついたよ

おれも映画配給会社作りたいよ

 

 

ここからは映画館の話です

渋谷アップリンク初めて行ったんだけど、めちゃくちゃ最高だな!!バーフバリ完全版やってるし

狭いのは知ってたからシネマカリテ系かなって思ってたけど、まず席最高じゃん…?ドリンクホルダーないけどもうあの背もたれ最高、てかうちに欲しい…すぐ横のル・シネマもシャンテも反省しような

小さいしスクリーン3つしかない割に上映作品も多いし、見たいやつ多いし、有料会員になって通いたいんだけど渋谷遠いんだよな、日本橋あたりと場所交換してほしいい

アイ,トーニャ

ずっと更新してなかったらとうとうブログ書けよ(略)って感じのメールが来た

君…で…を呼…から心の傷が深いから感想とかあんま無理だったし、そもそも映画もそんなに見てないんですよね

 

 

滑り込みセーフ、シャンテで見てきた。しんどいよ、とは聞かされてたけど、まさかこんなにおもしろい映画だとは思わなかったから得をした感じです。めっちゃおもしろいですね

 

若い人間なのでトーニャのこともナンシーのことも、この映画のことを知ってから初めて存在を知ったから、当時を本当に知る人たちがどんな気持ちだったのか、この映画をどう思ってるのか、想像ができないけど

トーニャに同情的すぎるってことで、当時の関係者がこの映画をボイコットしたって話もあるし

でも、この映画だけを見た感じ、トーニャのことを責めのは当然のことだけど、彼女のことをただの社会の膿として切り捨ててはいけないな、と思った

 

身の回りにまともな人間が1人もいなかったけど、それにしても母親がやばい、あんなのと育ったらそりゃクソやばい女にもなるし、知性も品格も身に付かないわ

デートに付いてきたのはマジでやばかったね〜こわいね〜

 

貧しい家庭で父親がいない、母親に虐待されて来たからDV男に捕まっても逃げ出せないっていうのも、あるあるって感じじゃん…?

それが当たり前だったから殴られても自分が悪かったのかもしれないって思う、謝ってくれるし暫くは優しいから離れられないって、そこらへんで配ってる女性向けの冊子に書いてあるよ

それにしてもジェフとトーニャの2人、見ててきつかった、クソ田舎のクソ頭おかしいDQNカップルを最悪な形でプレゼンされましたね、具合の悪さが頂点だよ

 

 

そしてスケートの話

冒頭でトーニャは「女性はこうあるべき」という幻想を見せるスポーツ(的な)って言ったし、車の中のあの審査員が、「君は素晴らしいアメリカの家族というイメージに合わない」みたいなことを言った時に、

ああこれはフェミニズムの話だし、トーニャはもしかして80年代生まれじゃなかったら、もっと違う幸せな人生を生きれたのかなって思った

 

ナンシーにしたことについては、トーニャは悪くないなんてことはありえないけど、トーニャが言ったように、

彼女は一回殴られただけで世界中が大騒ぎ、わたしにはそれが日常なのに

って、人は平等じゃないし、出自で人生が決まるし、不遇な女の子だったトーニャはクソやばい女以外にはならなかったんだな…

 

 

横の席の人が結構笑ってたけど、トーニャのクソすぎる境遇も人間関係もノンフィクションだからわたしには笑えなかった

フィギュア以外のなにも知らずに来た23歳のトーニャが、唯一の生きる方法手段、生きがい、楽しみを永久的に奪われたのは本当にかわいそうだった、この人はどうやって生きていくんだろうって本気で辛くなったし、自業自得だけどやっぱり世界は優しくないな

ボクサー?に転向したトーニャが嫌われ者として身も心も削り、殴られて倒れる時、初めてトリプルアクセルを飛んだあの輝かしかった一瞬もスローモーションで流れるシーン、諸行無常の響きだったな…

 

 

 

でもこの映画が見せてくれたものは真実じゃないんだよね、

そもそも真実は存在しない、この映画の答えは「そんなの誰にもわからない」っていうものだから、他人である存在ではなにも知り得ないんだな

 

 

 

そ〜〜〜〜れにしてもマーゴットロビー最高だしカメラワーク最高だし音楽もよかったし超〜〜〜〜〜〜〜〜おもしろかったな〜〜〜〜〜〜〜お母さんもすごかったです

君の名前で僕を呼んで

瑞々しい!!!!こんなに瑞々しい映画ありますか?!?!??、??最高!!!!!!ティモシー……………

 

一番最初のピアノの音が聞こえた瞬間に、これはサントラ買いますわって思ったんでサントラ買いました、最高ですよマジで

 

 

 

エモい…エモいってなんなのかよくわかってないけど使いたいから使うけど、エモいってこれでしょ…エモいんだろうなって思って見に行ってもエモいですよこれ

 

ティモテーがフランス人なの知ってたけど、イタリアが舞台だしイタリアが喋るもんだと思ってたからフランス語キメられてびっくりした…かっこいい…おまえは最高…タバコの持ち方も最高…あらゆる雑誌が「ティモシーシャラメの顔が最高」って話してるけど、そんなことはわかってんだよ………

 

 

オリヴァー、最初はなんか素っ気ない態度取ってたと思ってたら、バレーボールしてた時からちょっかいかけてたのかよ!!!!!!!ノンケってすぐそう言う思わせぶりなことするな!!!!って思ったけどマジだったのかよ…ここで二回目が確実となりました

 

これと言って泣ける!!!!!!ってシーンはなかったんですけど、オリヴァーとエリオがバスに乗った後のシーンで、ギターの音に涙を誘われた、よくわからないけど美しかった…

 

オリヴァーが結婚するって電話が来た後、暖炉の前で泣いてるエリオと一緒に泣いた、なんならエリオよりも泣いた

わたしはわけのわからない苦しさから泣いてたけどエリオは微笑んでたように見えたから、一緒に過ごしたあの夏の美しさも思い出してるのかなって思った 

電話口でオリヴァーはなにひとつ忘れないって言ったけど、それはエリオにとっても同じだよね…

 

 

オリヴァー、結局旅先の恥はかき捨て、みたいな形でエリオに手を出した男だけど、彼が電話で言ったことが全てだったよね

80年代で、厳しいお父さんがいて、ゲイとして生きるすべがなかったんだな…って

ティモシーの両親はマジで神のように優しかったけど、お父さんもそんな過去が、、って

それにしても、2人の恋が誰かに気づかれたりして、反対されたり中傷されたりするって場面がなくて本当に良かった、最初から最後まで優しい世界のように見せてくれて嬉しかった…

現代の話だったら、この2人は自分たちの好きなように美しく生きたのにって思うけど、あの時代の2人は争うと言う発想すらなかったんだなって思うと切ないですね

 

 

年上の男が年下の美しい男に惚れてどーのこーのって、これ男と女だったら使い古された題目だし、本当にこの映画は画面の美しさとティモテーシャラメの顔で全てが成り立ってると言っても過言ではないと思うんだよね

それにしてもティモシーシャラメ最高ですよ…17歳らしい体をしていたし演技もよかった…生まれて来てくれてありがとう…

3回目、あると思います

 

 

 

 

2回目行ってきたし付け加えると

桃のシーン、ものすごく露骨な手つきで桃を撫で回してたし、一番前の席だからこそ見てたんですけどテーブルの上に置いた桃から白いのが出てた…

ここ、エリオもオリヴァーを抱きたいと思ってないこともないって意味もあるんじゃねえかなって思うんだよね

 

あと、エリオがオリヴァーに避けられてる時に流れるfutile devises、一番の歌詞が字幕で出てたんだけど、二番の歌詞をなぜ見せないのかがよくわからん

本当に好き…っていうエリオの気持ちを歌ってるけど、2番の歌詞を見るとオリヴァーの気持ちになってるんだよね、好きだけど言えないって、これ大事じゃない?教えてよ…

 

 

 

3回目行ってきたのでまた書き足す

 

真夜中のオリヴァーの部屋で2人がキスするとき、オリヴァーが

can I kiss you?

的なこと言って、エリオが

yes please

って返したけど、字幕も吹き替えも

お願い

になってるのが一番納得できない、「どうぞ」でしょうよ

 

 

 

結構前に読んだ『BL時代の男子学 ~21世紀ハリウッド映画に見るブロマンス~ 』っていう新書に、

20世紀はローマの休日とかタイタニックとか、ビッグなラブストーリーと言えばみたいな映画があったけど、21世紀にはまだないように思える、でも実はそれはブロークバックマウンテンだよ

的なことが書いてあって、な〜〜るほどなって思ったんですけど、これ2014年の本だから仕方ないけど、21世紀のラブストーリーと言えばな映画は君の名前で僕を呼んでだと思う

ダンガル

アーーーーーミルカーーーーーーーンかっこいい…………

 

三馬鹿でもそうだったけど、監督は別に同じ人じゃないした思って油断してたけど普通にしんどいな、しんどくないですか?ハッピ〜〜〜〜なのを期待してたから傷が深い、ベクトルは違うけど絶対値で言えばダンガルのがしんどさでかいですからね

 

 

現代インドが人権後進国なのはみんな知ってるし、宗教上の理由で男尊女卑がクソやばいのもわかってたけど、やっぱ胸糞悪いもんは胸糞悪いよ…でもまだわかる、まだ予想の範疇っていうか、女性差別は見慣れてるのであれだったんですけど、あのお父さんがマジで大穴じゃない?

 

アーミルカーンに絶大すぎる信頼を寄せすぎていた分、こんなクソやばい男が出てきたのは本当にびっくりした。てか最初に出てきたあのムキムキのアーミルカーン、マジでクソやばいよね…わかる…

スポーツがわからんし、アスリートを育てるってのがどういうことなのかも知らないからあれなんですけど、普通に考えてただのやばい父親で間違いないよね

フェミニズム仕立てな映画だからそんな感じになったけど、本当にただ自分の夢を子どもに押し付けた毒親だと思うんだよね…

この親子、映画ができる前からインド国内でめちゃくちゃ有名だったろうし、そのまま描いても"""今の映画"""として価値がないから、フィクションとしてパワーあるメッセージを込めたんじゃないかなって考えてる、だってアーミルカーンの映画やぞ(?)

 

それにしても、結婚する友だちに「うちのと比べたらいいお父さんじゃないか」って言われたのクソムカついたんだよね…いや知らねえし…なんで下見て今の苦境に感激しなきゃいけないんだよ…ってなるじゃん…

だからあの直後から2人が練習にすごい精を出したの意味わからなすぎてやばかった。インドの人たちはこの流れを自然として受け止めてるの?文化がわからなすぎてわからない

やっぱ地獄に住んでると人間界も天国に見える?

 

女性の権利がめちゃくちゃ低いこのインドで女の子2人が男の競技だって見なされてるレスリングで世界に勝つことに前向きで力強い意味と経緯を付加していい映画にはできたけど、その功労も全部お父さんにあげてしまったから毒親も結果がよければ許されてしまう、っていう形になってしまったのが怖い

いわゆる先進国が今持ってる人権意識の20年くらい?前が今のインドの最先端なのかなって感覚だから、これが限界なのかもしれないな、とも思う

「父親が悪い」という結論を出してはいけない、もあるかもしれないね

 

 

スポーツ選手を育てることに関してはマジでなんもわからんし体育会系怖いから、わりと結構イライラしながら見てた

他の観客はなんか笑ったり泣いたりしてたけどわたしはイライラしたり、え?ってなったりするのに忙しかった

てか最後のあの監督のやらかしたこと、マジなんですか?てか架空のキャラクターってどこからどこまでですか?監督の実在しないんですか?どっちでもいいけどあれお咎めなしでいいんですか?インド的には大丈夫なんですか?気になるわ…

 

それにしてもレスリングめちゃくちゃクソクソクソクソおもしろいな…今まではルールすらも知らなかったけど超理解してしまったしこれからレスリングの試合気にかけたいわ

ボクシングとかの格闘技って痛そうで嫌いだったんだけど、レスリングはなんか違うね、ワクワクするレベルで楽しそうだったから日本レスリング協会が協力したのもこれが狙いか

役者たちで試合を再現?してたわけだけど、どうやって撮ってるんだろうか

5点の技もあるが〜って言いつつ出してこないのは絶対溜めてるって普通にわかるし、期待してたポイントに持ってきてくれるから最高だね

 

 

日本レスリング協会が荒れてるもんね〜って言ってる人がスクリーン出た後にいたんだけど、わかる〜って思った

この映画の悪者は監督だったけど、まともな感覚じゃお父さんも一緒に悪者だし、今までもいそうだったしこれから先いなくなってもらわないと困る人間だよね

 

 

アーミルカーンだしこんだけの興行収入を叩き出してんのになんだこの公開劇場の少なさは!!!って思ったけど、思ってた以上にスポ根だったから来客見込めなさそう…って配給会社が流行った気持ちもわかるかも、おもしろかったけどね

エンディングの曲買いましたわかる

 

てか禁止されてた「スパイス」って絶対スパイスじゃないよね?インドでスパイス禁止されたら普通に飯食えなくね?固有のなにかだけど訳しづらかったんだと思うから早くインドに詳しいオタクがブログなりツイートなりしてくれ

 

 

 

やる気を全て失くしてたから映画の感想とか書けるわけなくてしばらくサボってたら以前よりもさらにまとまりのない文章しか書けなくなっていた

Coco

イキリオタクだからリメンバーミーって言いたくない

 

映画配給会社の悪口とアナ雪パートが長いって話をすると話が長くなるから最後にします

 

 

トイストーリーはテレビで3やってるのをチラッと見た程度でめちゃくちゃ泣いてしまったから怖くて履修してないから、ピクサーの真髄、的なものにはあまり親しみがないですけど、ディズニーが最高というのは最近確信してる

Cocoマジで最高の映画じゃん…?こんなに泣くとは思わなかったよねってみんな思ったでしょ…

途中でエルネストがグラングランパじゃないのも、ヘクターがグラングランパなのも普通に察してしまったけど、それでもあり得ん泣いたよね、横の席に置いたカバン漁ってティッシュ出して鼻をかむなどしたけど、後半はなんかもう劇場のあらゆる方角から嗚咽が聞こえてましたよ、公開日のTOHO日本橋です

 

 

予告編はそもそもあまり見たくない派だし、シシドカフカの「りめんばーみーーー」が劇場で流れるたびに気が狂いそうになってたから公開前に知ってたことは

メキシコ 死者の日 歌

だけだったんですよね

「家族はマジ超大事」っていうのが大事なポイントだったけど、家族はマジ超大事よっていう話って基本嫌いなんだよね、大体の場合説教くさいし押し付けがましいじゃん、幸せな家庭で育った人間が言ってます感丸出しで

でもCocoからはその押し付けがましさは感じなかった、のでよかった

まあそう思うのもわたしが不幸な家で育ってないから、かもしれないですけど

 

死者の日がテーマってのが個人的に一番引かれるポイントだったんだけど、マジでキャラデザが全て最高では?一時停止してすべての骨の顔が見たい…

フリーダ・カーロが出て来たのも最高です。レスラーはよく知りません

 

 

冒頭の20分?くらいまでのリヴェラ家マジでしんどすぎて一番無理だった

ジュディホップスの両親を思い出しましたよね、全然関係ないのに…マジで最近のディズニーの人間、ディズニーで育ってない感あるわ〜とか思いましたよね

音楽禁止!っつって怒鳴ってるおばあちゃん、普通に他人様に迷惑かけてますからね…やめて…ってなったよね、共感性羞恥が混ざってたよ

ミゲルに観客が共感するためにも、ここで禁止されなきゃいけないのは音楽だったんだろうな、と思う、No Music No Lifeな人間が多すぎますからね

 

 

それにしてもママ・イメルダ最高の女だな…めっちゃかっこいいじゃん…着てる服かわいいし

いや人生から音楽締め出さなくてよくない?とは思いますけどわたしもいつの日か愛から憎しみが生まれたらハリーポッターに関する全てのことをブロックするわって気づいて納得しました(限界マグル?)

 

 

生前のヘクターのキャラクターは娘に忘れないでって歌ってることと、家族置いてったの後悔するってことしかないから、あの骨で陽気でおもしろいヘクターとあまりかち合わないところあるよね

でもウン・ポコ・ロコ作ったのもヘクターだし、イメルダを思って作ってるし、ちょっとお調子者だけどちょっと気が弱い男が最高の女に振り回される系のやつはこれ、オタクみんな大好きじゃん……

 

ヘクターが好きすぎるからヘクターのことを考えるだけで泣ける…

70年?くらいずっとあの橋が渡れなくて、イメルダが死んで再会できたと思ったら顔を見るなり追い出されて来たんでしょ…ヘクター…

 

でもヘクターが家族を置いてったのは事実ですよね

いずれ帰って来るつまりはあったとしても、帰ってこなかったわけだし、イメルダがヘクターを恨むようになったのもきっと1年目2年目とかじゃない

なのに実は、本当はイメルダもずっと愛してたなんて

だからこの話、イメルダの立場の人からしたら、そんな都合のいい話があるかって思うんだろうな、この話の中でのヘクターの動機はずっとココだったし

でも、ヘクター側からしたらものすごく救いがある話なんだろうな、とも思うよね、好き勝手やって来たけど、それでも受け入れてくれる人たちがいる、というのは

 

放蕩息子のたとえ話じゃん?

グレイテストショーマンの悪口を言うので日々忙しいけど、こっちもわりと見方を変えればって感じじゃね?と悪口言ってたら気づいたよね

バーナムみたいに好き勝手やって来た人間でも受け入れてくれる人たちがいる、と言うことで。

つまりグレイテストショーマンで感動してる人間たちは…(やめなさい)

 

 

忘れられたら死後の国からも消える、という設定がめちゃくちゃ好きだった

人が本当に死ぬのは忘れられた時だ、みたいなセリフってどこでもよく聞くけど、それをこの映画ではうまくストーリーに組み込んでたから最高なんですよ…

 

本当に最高の映画でフィルマークスでも5つけたけど以下は映画の内容とは関係ない、大人に対する怒りです

 

 

 

 

日曜日に2回目見て来たけど、それにしても字幕公開してるとこ少なすぎない?やっぱり映画配給会社の人間おかしいよ、怒らないから一回話そうよ…

スペイン語訛りの英語がマジで最高だったし、歌がめちゃくちゃ大事な映画だからこれを吹き替えで見る意味がぶっちゃけわからないですよね

なのに吹き替え一択の劇場がほとんどってどう言うこと?1月にわざわざアンケートの自由欄にアニメ作品の字幕枠増やしてくれって書いたのに…ずっとトーホーシネマズ使って来たけど、今回はマジでキレてるからトーホーシネマズをボイコットとかしたい…でもやつは最大手だからボイコットするとそもそも映画館がない…これもう独占禁止法に抵触してるだろ…

 

てかなんでサントラ日本語と英語版一緒にされてんの?分けろよ…頭悪いだろ…

あとタイトルですよ、Cocoじゃなんの話かわからないからねって言う声が聞こえて来そうですけどリメンバーミーもなんの話かわからねえだろ…Cocoっていうタイトルがどれだけ大事なのか、見たら絶対わかるのになんなの…?hidden figuresをドリームにした件と同罪ですよ…

 

アナ雪長い、25分は長いしそもそもつまらない、おもしろいならいいけどつまらない

2回目以降もこれが付いて来るのはしんどすぎるから通路側の席取って予定の上映時間から30分経ってから入場したほうがいい

アメリカではクリスマスシーズンに公開したのかな、とか察せるけどこっちはもう桜が咲き出してるんだよね、3ヶ月遅れか〜まあ早めじゃんとか思っちゃったのがもうダメなんだよね

ナチュラルウーマン

頭おかしいからデトロイトの後に見たんですけどめちゃくちゃ傷つくわ

 

劇場少なくてわりと諦めてたけど柏のキネマ旬報でやってた

 

ジェンダー警察としてっていうかまともな現代人なら誰でも胸糞悪くなる話だった

 

最初らへんで見せられたマリーナとオルランドのラブラブっぷりがあったから後半のしんどさが際立つ

予告とかからマリーナが待ち受けてる困難を薄々知ってたから、え、この人死ぬの?つらいからやめて…ってなってた

 

チリのことはなにも知らないんですけどこんな感じの国なんですか?

カトリック国家だし先進国じゃないから仕方ないかもしれないけど、アメリカとかイギリスとかが同じテーマで映画作ったとしたら絶対出てくる「公正で正しい人」が最後まで現れなかったからめちゃくちゃ心細かった

でもマリーナはそんな心細さを感じてないみたいに強くて、原題の英語訳はFantastic Womanなんだけど、マリーナ本当にこの言葉が似合う人だった

ていうかこの状況、かなりありえるっていうか普通に起きてることだよね?

日本でトランスジェンダーの女性がパートナーの男を亡くした場合、この通りになるでしょ

 

この映画、差別と偏見の上で広がる話だけど、それに立ち向かうとかそういうのがテーマじゃなくて、愛がメインだと思う

マリーナは向こうの家の人たちに踏みつけられたけど、本人にとって大事なこと、果たしたい目的はオルランドに別れを告げることだけだったから、そのほかの外野は本当にどうでもよかったんだよね

彼女が傷ついてなかったってことは絶対にないけど、我々観客が気にしてたほど彼女は気にしてなかったと思う

もっと言い返せよとか、弁護士呼べよとか、アメリカ人だったらもう法廷に持ち込んでるぞとか思いましたけどね

 

最後のキスをして、ちゃんとさよならできたから、そこから本当に新しいページを捲ったんだと思う

かっこいいスーツ着て歌う彼女の目には力強さがあったし、歌の歌詞にあったのは恨みや嘆きじゃなくて愛だったから